愛犬の吠えをやめさせた後に大切なこと
先日テレビで、有名なドッグトレーナーの方が「吠えるわんこ」の訓練方法を披露していました。
インタホンが鳴った時にわんこが吠えまくるのを、鳴ってもおとなしくさせる方法ですね。
お悩み相談のわんこは、実は他にもいろいろ問題がありました。
一番の問題は家族以外の人に吠えるということでした。
ベランダから人が見えると吠える、人が家に来ると吠える、インタホンにも吠える。。。
トレーナーさんも言われていましたが、明らかに子犬の時に社会化の練習が足りなかった例です。
そしてそのトレーナーさんがわずか15分ぐらいで、吠えないわんこにトレーニングしました。
これも王道のやり方ですが、わんこをケージに入れて、吠えたら頭の上でガシャーンと音を鳴らします。
この時は、トレーナーさんが音を立てたことがわからないように別の部屋で待機して、紐で音を鳴るものを吊るして、吠えた時に引っ張って落とすということをしました。
わんこはビックリして、それからインタホンが鳴っても吠えなくなりました。
いけないことをしたら罰(嫌なことが起きる)を与えるというやり方です。
ここまでで番組は終わりましたが、実はここからが重要なんです。
実は飼い主さんにはアドバイスしていません。(したかもしれませんが、放映されていません)
あくまでもトレーナーさんがやったことなので、飼い主さんが、今までと同じようにわんこと接していたら、またそのうち元に戻ります。
飼い主さんが変わらなくては!
その飼い主さんはグループリーダーとして毅然としていませんでした。
トレーナーさんの言うことをわんこが聞くのは、ある種の毅然としたエネルギーを出しているからです。
わんこは、「おおっ!この人の言うことを聞けば危険なこともなく安心だ!!」と思ってしまうのです。
飼い主さんが頼りなかったら、「僕が(私が) この家を守らねば!!」と使命感が出てきて部外者を追い出そうと吠えてしまうのです。
そして、話はテレビに戻りますが、もし飼い主さんが変わらなかったら、わんこもだんだん音に慣れてきて、そのうち鳴らされても平気になり、吠えることがまた出てくると思います。
もう一つ大切なことは、
吠えなくなったら、褒めるということを積極的にやりましょう!(これならできますよね?)
インタホンが鳴っても吠えなかったら、褒める!
人を見て吠えなかったら吠える!
来客のたびにオヤツをお客さんからもらう。
それを続けると
人間=オヤツをくれるいい人
と思うようになり、怖がって吠えることもなくなるでしょう。
0コメント